俺の背後にだけは、立つな。
鍵の束の中から一際複雑な形をしたひとつを男は探し出しそれを使い
ある場所の扉を音も立てずに開いた、その中に誰一人いない事は既に
確認済みであったが さらに自分の気配を消すかのように慎重に、いや
何かに怯えているかのようにその部屋に足を踏み入れた。
空気さえ静止しているかのような空間だが どこか違和感を覚え振り向く男
そこには誰もいない・・・ しかし、足元に目をやると

「お、お前、いたのか・・・」 不意をつかれ動揺を隠しきれない、男
その低さでも、俺の背後にだけは、立つな。
おことわり、 筆者は“ゴルゴ13”の大ファンです。
by nobtee
| 2008-06-03 00:06
| 犬と男

